コラム-
ちょっと“税”沢な
お話し
2月の下旬、今年も地元の宮城蔵王の樹氷が観たいと思い、すみかわスノーパークから、相棒のMさんと二人、パーティを組んで向かいました。目指すは、宮城蔵王側の刈田岳の頂上(1758メートル)です。リフトを乗り継ぎ、ゲレンデの最上部から頂上まで約4キロのルートを、滑り止めのシールを貼り付けたスキー板を履いて徒歩で登って行きます。当日は快晴、ほぼ無風という絶好のコンディションで、前方には真っ白な蔵王連峰と真っ青な空が広がっています。冬季閉鎖となっている蔵王エコーラインの道路に沿って登って行くと、遠くに、先行していた登山者やスキーツアーのパーティが頂上直下の急斜面にとりついているのが見えました。
私たちは、刈田岳の南側に回り込み、まずは、エコーラインの南側に広がる樹氷原に向かいます。そして、県境となっている尾根一帯に大きく成長した樹氷を観ることができました。今年も冬将軍の置き土産に出会えて満足です。その後、刈田岳頂上にある刈田嶺神社に参拝し、一休みした後、シールを外して頂上直下の斜面を無事滑り降りたのでした。

刈田岳東面の滑走

宮城蔵王の樹氷群

熊野岳とお釜

雪で覆われた刈田嶺神社
高齢者の財産管理のお話です。前回まで、成年後見制度の概略とそのポイントをご紹介してまいりました。成年後見制度は成年後見人が高齢者の財産管理や身上監護(ご本人の生活を維持するための介護や療養看護の他、生活全般にわたって、ご本人の身上を見守り保護すること)を行う仕組みです。国が定めた法律に基づいて行われるサービスという点では、大変有効な制度といえますが、一方でそれなりの費用がかかりますし、その申請手続きも一般の方々にとりましては容易ではありません。これら手続き等に関しましては弁護士や司法書士、税理士等の専門家のサポートが必要となります。
また、成年後見制度では、弁護士や司法書士等の外部の専門家を法定後見人や任意後見監督人として家庭裁判所が選任することになっており、ご本人を取り巻くご家族やご親戚の方々にとりましては、被後見人の財産管理に関して、場合によってはこれら法定後見人や任意後見監督人と意見が合わなくなる可能性もないとは言えません。これらの制度のメリット及びデメリットを十分理解した上で利用することが肝要です。
以上のように現在の成年後見制度では、利用するにあたっていくつかの問題点があるわけですが、実はこれらの点に関しまして今年中にも大幅な見直しが行われ、より利用しやすい制度として来年か再来年から改正後の成年後見制度がスタートする見込みです。その見直しのポイントですが、現行制度では成年後見が開始されると本人の能力が回復するかあるいは死亡するまで後見を終わらせることができませんでしたが、他の支援手段で代替できる場合は後見を終了することができるようになる見込みです。また、現行法では、後見人が包括的に被後見人の支援を行うようになっていますが、本人やまわりの家族のニーズに応じて、必要な支援だけを選択できる仕組み等も検討されており、ご本人や家族の実情を考慮した、より利用しやすい制度に改正される見込みですので、今後に期待したいと思います。
次回からは、成年後見制度に代わる高齢者の財産管理の方法として、「家族信託」をご紹介してまいりたいと思います。