コラム-
ちょっと“税”沢な
お話し

山にたっぷりと雪が積もった1月半ば、山形のとある里山へスキーツアーに行って参りました。ガイドさんを含め7名のパーティです。各自、ビーコンという発信機(万が一雪崩に遭って雪に埋まってしまった際に、場所を知らせることができます)を体に装着し、誰かが雪崩で埋まってしまった場合に掘り出すためのスノーショベルがザックに入っているかもチェックします。
 準備を整え、登山口から隊列を組んで目的地に向かいます。バックカントリー用の太めのスキーに滑り止めのシールを取り付け、一歩一歩、深い雪の斜面をラッセルしながら登って行きます。最初は緩い登りの斜面が続きますが、次第に標高を上げていくにつれ、斜度が増すと同時に積もっている雪も深くなり、膝近くまでスキーの板が潜ってしまいます。気温は氷点下ですが、息が荒くなり、額からは汗が吹き出します。
 しばらく辛抱して斜面を登って行くと、やがて、無木立の、テルテル坊主の頭のような山のピークが見えてきました。山全体が天然のゲレンデで、真っさらな斜面が広がっています。もう少しの距離なのですが、斜度も増しているので一歩一歩注意しながら進みます。そうこうするうちに雲が消え、青空が広がって上天気となりました。
 やっとのことで頂上に到着すると、まずは滑り止めのシールをはずし、一息入れてからお楽しみの滑降です。一緒に苦労して登ってきた仲間たちもみな笑顔です。一人ずつ順番に、結構急な斜面を滑って行きます。足元からは雪煙が激しく舞い上がり、スキーヤーの腰から下が見えなくなるほどです。
 いよいよ自分の番が来ました。深呼吸して真っ白な斜面にドロップします。雪面がふかふかなので、ほんの少しバランスを崩しただけでスキーの板が雪面に突き刺さり、転倒してしまいます。左右の板のバランスを取りながら慎重に加重していき、次第に感覚がつかめてきましたので、ターンのスピードを速めます。前方が見えなくなるほどの雪煙でしたが、何とか転ばずに下の平坦な場所まで滑り降りることができました。皆も満足そうです。この後何度か斜面を登り返し、深雪の滑りを堪能したのでした。

前回に引き続き任意後見制度のご紹介です。ご本人に判断能力があるうちに将来への備えとして利用できる成年後見制度で、法定後見制度と異なり、ご本人自らがこの制度を選択し手続きをとることにより利用できます。なお、任意後見契約を締結しても、ご本人に判断能力があるうちは、任意後見は開始されず、ご本人の判断能力が著しく低下した時点で、任意後見受任者が家庭裁判所へ申請して任意後見監督人(主に弁護士や司法書士等の専門家)を選任することで開始されます。それまでの間は、任意後見契約と同時に「委任契約」を別途ご本人と任意後見受任者との間で締結しておくことにより、ご本人の意向の下に財産管理や身上監護を、委任を受けた任意後見受任者に任せることができます。
 さて、高齢者の財産管理として成年後見制度の概要をこれまで数回にわたり、かいつまんでご紹介して参りましたが、これらの制度を利用する上であらかじめ考えておく必要があるのが、その費用負担と手続き(公正証書の作成や家庭裁判所への申請手続き等)の煩雑さです。また、法定後見制度も任意後見制度も依頼する後見人や任意後見監督人への報酬が発生します。そして、どちらの制度も一旦後見が開始されますと、ご本人や家族の都合で取りやめることはできませんので注意が必要です。

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